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【手技道コラムNo.174】貴方の健康を作る「静脈の活躍」

2017.8.19

こんにちは、手技道の多治見です。

 

手技道では定期的に勉強会を行っております。

その中でも、外部ゲストをお呼びして大変面白く勉強になる講義もして頂いております。

 

今回はバンブリアンの生みの親、日下先生に講義頂いた中で、

大変簡単で大切なお話がありましたので、ご紹介させて頂きます。

 

「足の裏から脹脛(ふくらはぎ)にかけて温めると免疫が向上する」と言うお話です。

これ自体行うのはとても簡単ですね。

 

このふくらはぎの大切なポイントは、ふくらはぎの「静脈」です。

通常血流を送るものというと動脈を想像すると思います。

 

逆に静脈というと筋肉や細胞で酸素が消費された血液を心臓に戻すだけで、大して機能がないように思われるかも知れませんが、静脈が動かないと動脈の流れを阻害してしまいます。

 

丁度河川や下水道等で下流の水が何らかの理由で流れが悪くなると徐々に上流の流れも悪くなったり溢れてしまうようなものです。

 

◯逆流を防ぐ静脈弁

動脈が心臓の拍動で強く押し出され、大動脈を経て全身に行き渡りますが、静脈は血管の太さも強さも動脈ほどありませんが、代わりに静脈弁という逆流を防ぐ弁が無数に存在します。

この弁は、特に四肢の静脈に多く脹脛などで、重力で血液が足先や指先など下方に逆流するのを防いでくれます。

加齢や免疫力の低下、その他様々な原因(食生活や生活習慣含め)で、血管の細胞自体が劣化するとこの弁の機能も低下し、血を押し留めておくことが出来ず、動脈側に逆流する恐れが出てきます。

 

この一例が下腿によく見られる静脈瘤などです。

静脈瘤はうっ血した血により血管が膨張するため、潰瘍のように膨らんだり、内出血のような青い色素沈着が起こります。

見た目に気にする方も多いですが、元の原因が抹消の循環不良のため、抹消の冷えやダルさを伴います。

これらが起こりやすいのは、脹脛の表面にある「大伏在静脈」や「小伏在静脈」などの表在静脈です。

 

◯静脈を押し流す筋肉の役割

また、前述のように静脈自体には動脈のように強く血液を押し出す力がありません。

その働きの代わりと成るのが、血管の周りにある筋肉です。

血管周りの筋肉が縮んだり膨らんだりと動きをすることで、ポンプのように静脈を圧迫し、その力で血液を心臓に押し戻します。

特に下肢、脹脛の静脈には先程の表在静脈の深部に走る大きな「深部静脈」が血流を重力に逆らって強く押し流す役割を果たします。

むかし脹脛が第二の心臓と呼ばれた所以で、これは樹木が根から栄養や水分を根から吸い上げ、重力に抗して、幹や枝葉まで送る力と一緒です。

 

手技道でも右足の足首が固くなると、この心臓ポンプの動きが悪くなると考えています。

その為、踵を中心に足首をよく回して柔らかくすることで、高血圧の快復、予防を図っています。

 

◯静脈が流れないことで起こる弊害

幾つかの原因で脹脛の動きがないと血を心臓に戻しにくくなります。

①長時間座ったまま

②手足の冷え

③運動不足による筋力の著しい低下

 

そこで起こる最も怖い症状の一つが、「エコノミークラス症候群」です

 

これは、血が送られないことで、静脈に血栓という血の塊が出来て、それが血の流れに沿って肺まで到達した際に、肺の血管に詰まってしまい、息切れなどの症状他、重症では突然死を起こす場合があります。

先程の静脈弁が弱ると血が流れにくく成るので、更に注意が必要です。

 

〇対応法

この静脈を流す治療や対応法そのものは、これまで紹介してきたものが含まれます。

1.コンニャク湿布

2.脹脛のストレッチやマッサージ

3.足湯

4.縄なし縄跳び

5.足底から脹脛にバンブジェルを塗布

 

この際の注意で、1のコンニャク湿布は下腿の冷え等に大変有効ですが、

静脈瘤があるような、下腿の血行不良になっている方、特に低体温の方にコンニャク湿布を行うと人によっては、(長時間つけたりすると)火傷を起こす可能性もあるという点です。

 

その為、そういった血行不良の方は、まずは5の方法の足底から脹脛にかけて、バンブジェルを塗ることで血流の改善が図れるとのことです。

 

血流が全身を巡るように成ると、免疫に関係するインターロイキンや、Ig抗体などの活性が起こりますし、細胞中のミトコンドリアに十分な栄養が行くため、活動するエネルギーATPも上がって元気に活動することが出来ます。

 

これらは、風邪などの症状から、ひいてはアトピー、癌など自己免疫疾患全般の対処に繋がります。

免疫力はこういった病気の予防や快復だけでなく、治療した時の快復度合いも上げるので、是非どの方にもやって頂きたいものです。

 

 

長期続く夏の雨や冷房による寒暖差で、夏風邪を引かれている方も多々見られますので、これらの方法を試して元気に乗り越えて頂ければ幸いです。

 

 

担当:多治見誠