卵巣膿腫、子宮内膜症が起こる原因

【手技道コラムNo.177】~卵巣膿腫、子宮内膜症が起こる原因~

2017.9.9

こんにちは、手技道の門田です。

 

先日の動画で観にくくなっている部分があり、大変失礼いたしました。
修正した動画をアップしてありますので、ご覧下さいませ。

 

前回のコラムはこちら→http://www.shugido.jp/blog/i-prepare-the-backbone-about-goldfish-exercise

 

さて、今回は「卵巣膿腫、子宮内膜症が起こる原因」
という事で書かせて頂きたいと思います。

 

最近、30代~40代の女性の方を中心に卵巣膿腫や
子宮内膜症が増えているという事を聞きました。

子宮や卵巣といったホルモン器系に関わる所は人体の中でも、
特に重要です。

 

ホルモン器系が異常を起こすと、疲れやすさやのぼせ、
更年期障害の原因にもなりますし、子宮内膜症がひどい場合には、
妊娠しにくいといった症状が起こる場合もあります。

 

将来的な卵巣癌の発生につながる事もありますので、
今のうちに出来る予防をしていきましょう。

 

まず、「子宮内膜症」、「卵巣嚢腫」とは何ぞや?
という事で、簡単に説明をさせて頂きます。

 

子宮内膜症・・・
本来、子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜の組織が、卵巣や卵管など子宮以外の所に出来る病気です。

この内膜組織は毎月の生理が近づくと、剥がれ落ちて月経として、
体外に排出されますが、子宮以外の所に出来たものは体外に排出されず、
他の臓器と癒着して、様々な症状を引き起こします。

卵管などをこの内膜組織が癒着で塞いでしまい、
受精・着床を妨げる事が不妊につながっていると考えられています。

 

卵巣膿腫・・・腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられますが、卵巣内に出来た良性腫瘍の中で一番多い物が卵巣膿腫です。

悪性腫瘍は卵巣癌となります。
先程の「子宮内膜症」が原因で卵巣内に腫瘍が出来ると、
子宮内膜の組織や古い血液がそこに溜まり、
腫瘍がどんどん大きくなってきます。

この内部をみると、チョコレート色に見える事から、
チョコレート膿腫と呼ばれています。

これがガン化したり、ある程度大きくなると破裂して、
ショック症状を引き起こす場合もあるので、大変危険です。

 

ついでに、

子宮筋腫・・・子宮の筋肉部分に腫瘍が出来た物。

成人女性の5人に1人がなると言われるほど、
身近な病気ですが、他の臓器を圧迫して、
腰痛や下腹部痛を引き起こす事もあります。

 

さて、こういった特徴があるのですが、
原因として考えられるものは以下の物があります。

 

①血流の滞り

②ホルモンバランスの狂い

③慢性的な菌の増殖

④冷え

⑤ストレス

 

①血流の滞り

低体温、低血圧は循環を悪くする要因なので、
血流の滞りを引き起こしやすいのですが、腸が不活発だったり、
刺激が多い物を多くとる事で膵臓の機能低下が起こり、
糖の分解がスムーズにいかず、
腸での栄養吸収がうまくいかないと血流の滞りにもつながってきます。

腸での栄養吸収が上手くいかないと、
肝臓での解毒や血液貯蔵が上手くいかない事がその主な原因となります。

 

②ホルモンバランスの狂い

エストロゲンなどの女性ホルモンは甲状腺、
副甲状腺ホルモンとも密接に関わり、
機能の調整を行っています。

これが恥骨や尾骨の打撲、冷え、栄養不良、ストレスが強い、
ネガティブ思考が強い等の要因があると、
ホルモンが分泌されなくなり、
ホルモンバランスの狂いを起こして来るのです。

 

③慢性的な菌の増殖

冷えや栄養バランスが悪く、栄養の摂取不足があると、
悪玉菌を増殖させる環境が整ってきます。

これによって、免疫細胞の働きが不活発となり、
さらに悪玉菌が増え、身体中に菌が蔓延してしまいます。

また、脂肪を溜め込む場所が卵巣、子宮なのですが、
この脂肪の性状が何らかの原因で悪くなると膿腫になってしまいます。

 

④冷え

お腹が冷えていると、腸内にあるパイエル板という場所に
住み着いてる常在菌や、免疫機能に関わる細胞が不活発となってしまい、
菌を殺せなくなってしまう為に悪玉菌の増殖にもつながってしまいます。

また、細胞内のミトコンドリアの産生が
不活発となる事も免疫機能の低下につながります。

 

⑤ストレス

過剰なストレスは免疫機能を低下させるだけでなく、
視床下部が司る交感神経、副交感神経のバランスも狂わせます。

この狂いが腹部の神経系にも影響し、ホルモン分泌の阻害や、
内臓器系のバランスを崩し、結果的にホルモンバランスの狂いや
血流の滞りなどを引き起こしてしまうのです。

 

以上のような要素がいくつか重なってくると、
子宮内膜症や卵巣膿腫につながってしまいます。

もちろん個人差があるので、個人個人によって
病気の機序は異なりますが、
この5つの要素が関係している事は大きいです。

 

簡単に予防できる方法としては、
身体を冷やさない事、溜め込みすぎない事です。

特にストレスなどは、溜め込んで、溜め込んでしまうと、
どんどん消化されずに体内に蓄積してしまうので、
呼吸もそうですが、出す事、排出する事を意識していく事が
一番かなと個人的には思っています。

 

多治見先生の静脈についてのコラムにもありましたが、
冷やさない、末梢の循環を良くする事は
とても予防には重要だと思います。

 

秋口になり、身体が冷えてくる季節になりましたので、
体調には十分お気を付け下さい。

 

今回はここまで。
お読み頂き、ありがとうございました。

ではまた。