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【手技道コラムNo.75】~健康の条件「運動」その三:野球肘・テニス肘:運動で故障した時どうしたらよいのか~

2015.9.12

こんにちは、手技道の多治見です。

 

とうとう2015年も9月に入り、急激な秋雨戦線がやってまいりました。

先日まで夏季休暇を頂戴しておりましたが、東京に帰ってきて、その急激な冷え込みに本当に驚きました。

 

さて、逆にこの夏の大変暑い炎天下のもと、汗と努力の結晶を見せてくれた甲子園や、5年後に行われるオリンピックも話題に上がり始めたりと、夏の季節も運動に関する話題に事欠きませんでした。

そんなニュースを見ていて、気になったことがあります。

 

それは、高校球児のエース、早稲田実業の清宮君を抑えた、東海大相模の小笠原君が、

過去に肘を痛めたことが有り、それを肩の筋力強化を行うことで克服したという

映像ニュースでした。

 

野球では、肩甲骨の動きを上腕⇒肘⇒前腕⇒指先と伝え、ボールを投げると聞きます。

実際の映像では、投球モーション時にほぼ肘が伸び切り、

肩で回して投げている動きでした。

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野球の専門家から見れば、こういう投げ方なのかも知れません。

やはり身体を診るものとしては、

自然ではない状態や動き(代償動作=本来の機能が使えない弱った場所を他の部位がかばって動作をする事)を感じるところでした。

 

それを見てまず思ったのが、このまま彼が野球を続け、プロとなった時に、今度は肩に故障を起こさないか?ということでした。

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学生時期の部活動や習い事などでも、本格的に行っている学校や、

永年一生懸命行ってきたスポーツなどは、度重なる練習や訓練で、

同じ動作を繰り返すことによって、関節や筋肉に集中的に負担が溜まっていきます。

 

例えば、野球のピッチャーがボールを投げる時は、肘にある骨(橈骨、尺骨、上腕骨)がそれぞれ連動して動きます。

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特に物を投げる動きは、肘の曲げ伸ばしだけではなく(腕尺関節)、掌を内に捻り込むような動き(橈尺関節)も同時に行います。

 

人体の関節は構造上、縦横の動きには比較的強いですが、捻る動き(螺旋状)の動作を行うと

特に下の写真の◯印の所は負担がかかりやすい場所です。

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◯毎日のケアの仕方

ここの負担を減らすには、直接マッサージを行うことも一つですが、

ケアする方法としては、この周囲~腕全体をご家族等に優しく踏んでもらう

毎日の練習の負担が軽減され、それだけで怪我の危険性が大きく減ることになります。

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手首の近くは、筋肉が肘より細くなる分、優しく踏むよう注意して下さい。

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また、肘関節そのものを強く踏むと関節が壊れてしまう危険があるので、決して肘を直接は踏まないで下さい

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◯プロを目指す人も、そうじゃない人も

スポーツの一流の選手の中でも、長年怪我もなく現役でプレイしている方で、野球のイチロー選手がいます。

この方がどうやって怪我もなくプレイし続けれるかとインタビューを受けた時に、毎日お父さんがマッサージ等ケアしてくれたという有名なエピソードが有ります。

 

手技道に来院してくれるお子さんの中にも、プロの選手を目指して、怪我のケアだけでなく、パフォーマンスの向上を目的にしている子も多数いらっしゃいます。

 

こういった子は安心して送り出すことが出来ますが、先のニュースのように一般で一番心配なのは、幼少の頃から頑張って練習を重ね、高校卒業でプロ入りしたが、数年で溜め込んだ怪我が元で一線から身を引いていき、大学等行っていないため、その後の職に困る』という大変悲しい未来を迎えることです。

 

 

「選手生命が絶望的」というニュースを見ると、手技道に来れたらよかったのにと、本当に残念に思うことがよくあります。

 

毎日は難しいかもしれませんが、前述のケアを日々行うこと、

いざとなったら、手技道でちゃんと治して頂ければ、

未来に一人でも多くの優秀な選手を残す事ができると再確認するニュースでした。

 

皆様のご家族にも、そういった子がいらしたら、是非ケアしてあげて下さい。

 

では、また次回No.77にて。

 

担当:多治見 誠