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【手技道コラムNo.180】総合的な運動、体作り~プロスポーツから一般まで~

2017.9.30

こんにちは、手技道の多治見です。

 

今週末には10月に入り、秋から冬、残り3ヶ月今年の後半を意識する時期です。

このコラムも180回に達し、もうすぐ200回の足音がしてきました。200回目そのものは来年空けてからになります。

100回を超えた後からは、手技道の基礎理論だけでなく、自分の考えなども掲載させて頂いたこともありましたが、よりお役に立てる記事を掲載できたら幸いです。

 

さて、先日Facebookに手技道に来てくれているプロを目指す青年の記事を掲載させて頂きました。野球やサッカー、大相撲、ダンスなど各種のプロの方にもご来院頂き、昨年もサッカー少年が治療を経てプロ選手になって下さいました。スポーツは外傷性のものや経年的な筋疲労による原遺障害が元で来院されることがよくあります。

 

以前にもスポーツの原遺障害の影響について少し触れましたが、今回はマイナスをゼロに戻すという身体の治療だけではなく、今あるポテンシャルを引き上げ、どんな選手に成るのか、なりたいのかプラスの施術についてのご紹介です。

 

◯スポーツ・体作りの総合ケア

手技道は治療院という形態上、「悪い所を治す」というイメージが一般的です。

実際に「原遺障害」というものは、治すべき悪い点、マイナス要素の代表といえます。原遺障害を負ったまま放っておくと、更に他の怪我を誘発する要因になりえます。

 

例えば、足首の捻挫をした場合に、下肢全体の軸位が不安定になります。特に足首の捻挫は、足背の腓骨筋を痛めて、内反(足の裏を内側にするように曲げる)する癖がつきやすく、下肢外側への加重が不安定になり、それをカバーするために膝や股関節が捻じれてきます。

捻挫は保存療法と言って何も処置しないか、冷やしてあとは安静と何もしないことが多くですが、現代医学ではこの筋膜を元に戻す方法はとりませんが、筋肉筋膜は一度損傷すると治療して元に戻さない限り、その部位の筋力が戻りません。

 

プロ選手含めリハビリというと、周囲の筋肉を鍛えて補強する方法を取ります。但しこの場合に起こるデメリットは以下のようなものです。

◆筋力増強によるデメリット

①筋力が衰えると痛みや機能制限が再発する

②受傷部位を庇った動きで癖がつくため捻じれや重心バランスが狂い能力が低下する

③捻じれた状態で無理に筋力トレーニングを行うと過度の負担で鍛えた所が痛みだす

 

このように野球、サッカーのような陸上競技に加え、バスケットボール、バレーボールなどの屋内球技などメジャーなスポーツでは、大変多くて一般的な『捻挫』一つでも様々な弊害を誘発してしまいます。

 

同時に手技道では、原遺障害の治療だけでなく、自身の能力を上げるための施術も行います。

原遺障害の治療が機能の低下した身体のマイナス能力をリセットしてゼロに戻すのに対し、今持っている能力を上げるゼロから更にプラスに向ける方法です。

 

特にプロを目指す人ほど、そういった総合的なケアを望まれることが多くあります。

現役プロだけでなく、プロを目指す少年でも、自分の生活や人生がかかっているから、それこそ本気度が違います。

 

◯一般的な体力づくりからプロを目指す人まで

一概に体作りと言っても、患者様毎に現在の年齢、体力、最終的な目標などに合わせて行うメニューも施術の強度も全て違います。

 

共通する点としては、「目的別に段階を追って身体を作っていくことです。」

運動不足の高齢者の方の無理のないリハビリも、プロを目指して限界まで治療する場合も、まず怪我をしない、飽くまでも壊さないための体作りが基本にして前提になります。

その為には、施術やストレッチで柔軟性を上げ、次いで筋力トレーニングや有酸素運動を行うなど、段階に合わせて行うことで、体に合わない動きや負荷による原遺障害を予防します。

 

◯目的に合わせた専門的な体作り

では、実際にどのようなことを行うかですが、一番最初に行うのは目標、目的を決めること。

 

特にプロを目指すような方の場合、自分がどんな選手になりたいのかはとても大切です。

 

例えば、サッカーでプロを目指した場合、こんなことを確認しました。

  1. 自分がなりたい選手のイメージが出来ているか
  2. モデルと成るプロ選手がいるか
  3. 自分の長所や武器は何か
  4. 自分のポジションがどこなのか、FWなら走って攻めるのか、シュートの上手な選手になりたいのか、セットプレーがしたいのか、MFならショートパス中心で展開するのか、ドリブルで切り込む選手に成るのかなど。
  5. 速力をあげたいのか、旋回力を上げたいのか、重心バランスを上げて多対一に強くなりたいのか、制空力を上げるのにジャンプ力を上げたいのか空中バランスをあげたいのか、ミドルシュート/ロングシュート/パス精度を上げたいのか、などなど。

 

最初はなりたいイメージ固めが出来ているのかですが、最終的には5のように競技に合わせて、具体的にどんな動きがしたいのかまで詰めていきます。

 

◯目標に合わせてメニューを決める

目標が決まったら、それに合わせてメニューを決めます。

 

その中で大事なのが、単に施術をするだけでなく、食事や生活習慣を確認し、正しく強い体作りが出来るように指導させて頂きます。

・家で行うメニュー(ストレッチ、筋トレ)

・食事内容(筋力増強や免疫力、回復力、スタミナが付くにはどんな食事が必要なのか)

・睡眠時間や入浴等、疲労回復やコンディション作りのための生活習慣のチェック

 

生活リズムや食事などは現役プロの場合はどこかの団体に所属している場合は、それに準ずる形になりますが、個人で行っている方は、意外に健康に関することを知らないが故に、自分のパフォーマンスを大きく引き下げていることがあります。

また、故障しやすい身体も原遺障害だけでなく、治りにくい生活習慣をしている場合が有るので、そういったものまで総合的に確認、指導し、その人本来のパフォーマンスを健康とともに引き出していきます。

 

これは本来、難病はじめ健康作りをするには、どんな人でも大切なことです。

 

◯運動能力を上げる項目

実際に身体を施術させて頂くにあたり、決めた目標や動きに合わせ、以下のような点を

 

  1. 柔軟性

・柔軟性の向上は怪我を減らす

・脱力は瞬発力に繋がる

・可動性能を上げることで、対応できる状況を増やす

 

  1. 筋力、瞬発力、持久力

・固まった筋膜をもとに戻すことで本来の筋力を発揮する

・柔軟で強い筋肉は瞬発力を生む

・筋疲労を抜き、細胞活性を上げることで筋持久力を上げる

 

  1. バランス感覚

・ダメージの有る三半規管や神経系を回復させることでバランス感覚を向上させ激しい動きや姿勢でも動きがぶれないようにする

 

  1. 視野、知覚の強化

・中枢神経や末梢神経の回復は、周囲の状況把握や、コンマ何秒の早い動きを捉え対応する

 

 

特にダンス競技などは大変繊細で1mmの骨格のズレが、1cmの動作のズレに繋がり、10cmのステップのズレに繋がる程です。

プロの方はこの微細な違いを見極めるため、施術もより細かく繊細なものが求められます。

格闘技や球技などでは、1秒以下の刹那の時間の中で様々な攻防が必要とされ、それを捉える感覚や視野の強化も重要な項目です。

 

 

◯プロスポーツだけでなく、学生や子育てでも

現在手技道には、これまでのプロに引き続き、今後プロを目指す方たちも来院されています。それだけでなく、学校の部活動でより上位を目指す学生や、のびのびとした健康的な子供の成長のために、こういった身体作りや運動法の指導なども行っています。

是非怪我や病気などだけでなく、正しい健康と体作りのためにも手技道にご来院下さいませ。

 

 

 

 

 

担当:多治見誠