~言葉と意識―人生を活かす言葉―~

【手技道コラムNo.99】~言葉と意識―人生を活かす言葉―~

2016.3.13

 

皆様、こんにちは。

手技道の多治見です。

 

さて、とうとうこの手技道コラムも次回の門田先生をもって記念すべき100回目となります。

100回を持って一つの区切りとしても、本当に早いものです。

 

さて、今回は、自分が好きな言葉、人生の教訓や生き方についてです。

座右の銘とも言いますね、

 

今年に入ってから手技道の特別会員の方等に手技道の月刊誌「たなごころ」を送らせて頂いております。

その月刊誌に直筆のお手紙を入れさせて頂いておりますが、2月のお手紙にはそれぞれのスタッフの好きな言葉を書かさせて頂きました。

 

私のは3つ、

一つは「誠心誠意」、

一つは「雲外蒼天」、

一つは「行雲流水」でした。

 

意味は、それぞれ、嘘偽りなく真心をもって接すること。

困難の先にも努力を重ねれば、明るい未来があるということ。

物事に執着しないで自然な行動を取ることです。

どれも、自分では足りてないなと思うからこその言葉でした。

 

同時に送り先の方の好きな言葉も聞いてみたく、お手紙に質問を書いていた所、

ある方より、「色即是空 空即是色」という言葉だというお返事がありました。

 

最初は良い言葉ですが、なぜかということがわかりませんでした。

ご来院された際にご本人に伺った所、ご本人の職業についての自戒として、この言葉を選んでいたそうです。

その方は分子についての仕事をしており、本質的な意味については、諸説ありますが、色とは、物質や物体であり、空とは目に見えないエネルギーで、物質とエネルギーが相互に変化しあうものというものです。

特に色を有、空を無とした時、完全なる無である真空では、逆にエネルギーが収束し有となり、色となるという話などは、手技道でこれまで何度と勉強してきた空間力学やエネルギー醫学に通じることで大変面白いお話でした。

 

そこで、その話を伺った際に、その方において「色即是空 空即是色」という言葉は、決して単に好きな言葉ではなく、自分の仕事・人生をかけた言葉ということでした。

 

今回のお手紙で院長は「魂手仏心 天人不二」と書いています。

魂手仏心

手技道は肉体だけでなく、心や精神、そして、その奥にある魂というものを大切にします。

体や心や精神は一時的なものですが、魂は根源であり、永遠のものです。

魂は時間も空間も超越した根源であり、そこに人も宇宙も全てに通じます

 

私達施術者はそれを手で表します。そこに魂を込めて施術を行います。

仏心とは慈愛慈悲であり、自分を律し、手で愛情を表します。

 

天人不二

天とは宇宙を表します。

人とは自分です。

魂が自分も宇宙も全て内包しているように、宇宙も人も同一です。

 

どちらも、院長が医療家として自分の人生をかけた言葉です。

「魂手仏心」は治療家として、愛情を持って施術を行うこと。

愛情と言っても、好き嫌いのような愛情ではなく、別け隔てなく愛する慈悲慈愛の心が大切だということです。

それを手に込めて、手で表すのが、私達の使命です。

特に手技道は、肉体や精神だけでなく、その人が持っている魂=生き様そのものの治療を行うことこそを目的としています。

治療院にも、身体や精神的な悩みや疾患だけでなく、生き方そのものに悩み苦しんで来院される方も沢山いらっしゃいます。

 

難病を始め、そんな方々と院長は真剣に、それこそ自分の命と人生をかけて治療にあたってきたからこそ、院長のもとに沢山の患者さんが来院されます。

 

「天人不二」は、

魂手仏心での魂の話のように、自分も、周囲の人々も、それを取り巻く環境、果ては宇宙の全てが本質的には同一であるということです。

 

前述した色即是空 空即是色の諸説にも、万有は自己と同一、自分も隣人も等しく一つしか無いものなら、自分含め万物を愛しましょうというものがありました。

天人不二を習っていた身としては、その考えは直ぐに理解できました。

 

 

このどちらも、院長の教えとして、私達が治療家として目指す目標としてとても大切な言葉です。

 

今回、私が選んだ言葉は自分の訓戒として、好きな言葉でした。

ただ、それは、自分の人生そのものをかけ、生き様として選んだ言葉ではありませんでした。

 

患者さんの話を伺い、改めて院長がこの言葉にかけた思いの大きさと深さをよくよく感じました。

そして、まだ治療家として、改めてスタートラインに立ったばかりだと。

心から、これこそが自分の人生を活かす言葉だと、それを見出すよう真剣に生きることほど素晴らしいことはないと思います。

皆様にも、そんな生き方、言葉が見つかるよう、その為に大切な健康の手助けをさせて頂けるよう、遠く及ばぬ道ですが、これからも院長のように、真の医療家になるよう努めていきます。

 

 

では、また次回。

 

 

 

担当:多治見 誠