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【手技道コラムNo.28】~健康の条件「食事」その六~

2014.9.29

こんにちは、手技道の多治見です。

前回はちょっと違うお話をさせて頂きましたので、
健康の条件について再開していきたいと思います。

まずはこれまでのお話のおさらいから。

1.食事の回数や、内容などは戦後大きく変化した
2.特に「動物性タンパクや脂質、甘味、化学調味料」などの摂取が増えたこと
3.「身土不二」:その土地で採れたものを感謝して食すことが大切
4.食物には「陰陽」の性質が有り、バランスよく取ること、特に日本は中庸の国なので極端に陰性、陽性に傾かない中庸の食物を取ることが大切
5.現代は「冷える」食品や環境が増えており、それが体調不良の大きな原因になっている
6.「冷え」の要素として、①冷蔵庫などの普及、②陰性食品のとり過ぎ、③アイスクリームなどの冷たい食品の増加、④体を冷やす服装の増加、⑤化学物質の摂取などがあります。
7.「冷え」が入った場合、①TCAサイクルが低下する、②免疫機能が低下する、③血流が悪くなり代謝が低下する、④自律神経や内分泌にダメージを与える

以上が、これまでの話の流れです。
改めて見ても「冷え」に関する部分は殆ど身体の機能が低下することばかりなのがわかりますね。

この「冷え」についてですが、
男女差で言えば、女性の方が冷えの影響を受けやすく、
①筋肉や運動量が少ない
②ホルモンバランスの変動が激しい
③冷えを呼ぶファッションを好む
④無理なダイエットをする
⑤甘味料など冷やす食べ物を好む
といったより冷えやすい条件が揃っています。

薬や対症療法などだけで症状を抑えていると結果的に
体の芯の冷えが取れず本格的な病気を引き起こします。
女性の場合、特に月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症などや早期閉経、更年期障害の多数の症状は、冷えと密接に関係します。
また、骨盤が前傾すること(出っ尻)や子宮筋腫などの婦人科系の手術痕の原遺障害で、恥骨・鼠径周囲が拘縮し、
上記の冷えと繋がることで多くの婦人科器系障害を更に招いたり、下腹やふともものムクミを誘発します。
現在手技道にも多くの妊婦さんが来院して下さっていますが、
その場合、まず体を冷やさないことをお願いします。

「冷え性」と呼ばれるものは、冷えによる自律神経失調症です。
副腎皮質・髄質から放出されるホルモンバランスが異常になります。
上記に挙げた女性が冷えになりやすい条件などから、月経や排卵をコントロールする女性ホルモンのバランスが崩れ、生理痛、月経不順、不妊、早期閉経などを引き起こします。

また、冷えにより血流が悪化すると様々な病気を引き起こします。
顔色が良いというように、血液が十分に流れ、血液性状の状態が良いことが健康の証です。
血液とは全身の細胞に活動の元となる酸素と栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を排毒するための輸送を行います。
しかし、冷えが入ると体温を逃がさないように血管が収縮し体中に栄養が回らなくなります。
よく寒さを感じた時に身が縮まる思いなどの表現をしますが、単に身体を縮めて表面積を減らして放熱を防ぐだけでなく、文字通り体内も縮まっているとも言えます。
この冷えが血流を悪くし、更に体が冷えるという悪循環を起こします。
末梢体幹問わず、こまめに冷えを解消しないと自律神経や内分泌のバランスを失い、腸内や消化器の酵素の働き、
血流内の情報伝達物質(サイトカイン)の活動を低下させ、免疫力が低下します。

体が冷え血流が悪化することで起こる代表的な病気には、
婦人病、脳血管障害(脳出血・梗塞、動脈瘤)、心臓疾患、神経痛などがあります。
更に長期化すると各種の腫瘍(筋腫、甲状腺腫、血管腫、癌など)や、アレルギー、アトピーなどの原因にもなりえます。

今回はここまで。

担当:多治見 誠