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【手技道コラムNo.38】~健康の条件「食事」その十~

2014.12.7

こんにちは、手技道の多治見です。

気づけばこの健康の条件「食事」シリーズも十回の大台に突入しました。
それだけ食事は健康において重要な点と、語ることの多いジャンルです。

さて、前回「哺乳類の免疫」についてお話しました。
誠に嬉しい事に、先月出産されたお母さんから、今の私に言ってることだと思いましたとご連絡を頂けました。
こういった喜びの声を頂くと本当に書いている励みになります。

それと現在日頃の感謝を込めて、皆様に来年のカレンダーをお配りさせて頂いております。
まだ受け取ってない方は、ご来院の際スタッフまでお声がけ下さい。

さて、前回の哺乳類の免疫についての続きとなりますが、
母乳に関しての補足ですが、水分をしっかり取ると言う事。
特にタンパクの豊富な鯉こく(鯉の味噌汁)は古来より母乳の出に一番だそうです。
鯉自体は動物性のタンパク質ですが、発酵食品である味噌が消化を助ける作用があります。

前回動物性のタンパク質は消化が悪いという話をしました。
それは動物の細胞と植物の細胞の違いとして、植物にはセルロースの壁があることです。
それ以外には、動物がミトコンドリアからATP産生によって活動エネルギーを得るのに対し、植物はクロロプラスト(葉緑体)から光合成によってエネルギーを得ることが大きな違いです。
両者のタンパク質そのものには違いは有りませんが、
動物性のタンパク質には主要組織適合遺伝子複合体抗原(MHC)があります。
これは本来自己非自己を認識する免疫に重要な遺伝子情報ですが、
それを持つがゆえに動物性タンパク質はちゃんと細胞レベルにまで消化しないと、自己でない細胞=抗原として吸収できないため、自己修復のリモデリングを行う栄養の材料として使うほど消化するのに時間がかかるので、植物性に比べ免疫力が低下します。

こういったタンパクを吸収するのも前回も登場した腸が行います。
その腸は、通常パイエル板にあるM細胞により各種の雑菌やバクテリアを補食し、
腸内の安全を保っていますが、これらM細胞を始めとする白血球の機能が低下すると雑菌などを食しきれなくなり、そのまま体内に侵入します。
このM細胞は腸内温度(平時は体温より1℃高い37.5℃)が1℃下がると、途端に機能が低下し、上述のように菌の侵入を許してしまいます。
これらの消化力を失い、常在菌が取り込まれた白血球は全身をめぐります。
皮下組織まで運ばれ、そこで細胞レベルで消化されたものから不消化物質のヒスタミン(かゆみ物質)を皮下組織に捨てるために蕁麻疹や、アトピーが出るのです。
それ以外にも睡眠不足なども細胞のリモデリングが間に合わず全身の機能が低下(ミトコンドリアの不活性によるATPと体温の低下)し、冷えの原因となります。
よく寝不足はお肌の大敵と呼ばれるのは、リモデリングが出来ないだけでなく、皮下にこういった雑菌が運ばれてくるのもその一因なのです。

腸内には普段なら免疫が働いて問題の少ない常在菌も自己の免疫が低下することによって、
途端に牙を剥き、長期化すると日和見感染等に陥る危険性もあるのです。

これからの時期忘年会や新年会が増えていくでしょうが、
そこでお肉(動物性タンパク)の食べ過ぎた身体で、ビール等の陰性食品で腸を冷やし、帰り道の夜風で身体が冷えた日には免疫力が大幅に低下、風邪やインフルエンザが蔓延しやすく成るという寸法です。

元気で楽しい新年を迎えるためにも、食べ過ぎ飲み過ぎ冷やし過ぎにはご注意下さい。

まだまだ哺乳類の免疫については続きます。
それでは、次回No.40で。

担当:多治見 誠