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【手技道コラムNo.119】~『心の成長 子供のしつけ』~

2016.7.31

 

皆様、こんにちは。

手技道の多治見です。

 

先日から、とうとう梅雨が開けましたね。

来週からは一段と暑い夏が到来しそうですので、くれぐれも熱中症、脱水症状にはお気をつけ下さいませ。

 

その他にも、夏風邪、クーラー病など、意外に夏も気をつけるべき症状が多いので、ご注意下さい。

 

さて、エネルギーについて連続でお話してきましたが、

今回は少し別、これも精神の中でも、子供の心についてのお話です。

◎心の基礎―幼少期の心の発育

◆現代社会の精神問題

何故この話なのかというと、最近の犯罪や、引きこもりなどの社会問題には、ある種の幼児性やモラルのなさが目立ってきています。

 

手技道に来院される患者さんの中でも、若い方だけでなく、精神的な悩みを持っている方の中にはある部分こういった似た傾向に有ることが有ります。

それは出生してから幼少期の家庭環境や育て方の問題です。

また、ごく普通に生活しているようで、知らず夫婦間や親子の間で

特にモラルハラスメントと呼ばれる精神と家庭環境に関係する疾患はこの傾向があります。

 

そういった幼少期の育て方が、その人物の、その後の人生に大きく影響を与えます。

 

◆大人―子供のままの心の成長の仕方―躾

手技道では、3歳までに情緒性・感情が発達するとされています。

三つ子の魂百までと言われる所以です。

その後、10歳までに幼稚園や小学校などで、社会生活を学んでいきます。

 

しかし、幼少期に親の愛情が足り無いことにより、①育児を放棄したり、②親のいうことを無理やり聞かせたり、

どちらにも共通することが「子供が親の愛情を感じられないこと」です。

では、子供が愛情を感じれるように、子供の機嫌を取ればいいかというと、

ここで間違えてはいけないのが、「優しく接すること=甘やかすこと」にならないようにすることです。

 

親の影響を受けるのに、子供個人が本質的に持っている素直さにより、

大人に成る際、どのくらい影響を受けるかに差がでます。

 

1.子供:性格の素直さ<親の影響

特に親が直接的に暴力を振るったり、酷い口撃が継続して続く場合は、自分で考える能力を失うため

 

2.子供:性格の素直さ>親の影響

同じ状況でも、子供の自我が強い場合、思考能力の放棄は起きづらくあります。

ただし、子ども自身の我の強さに親の我の強さが重なるために、その子供が大人になった際に自らの子供にも同じように高圧的になる可能性が高くなります。

 

もし、大人になってから、この部分を治そうとするのは、子供を躾けることの何倍も何倍も大変です。

余計な知識や我欲がくっつき、子供特有の素直さがなくなってエゴで凝り固まっているからです。

 

 

◆幼少期の基準―良悪し

では、実際に心の成長に必要なことを考えてみます。

 

0歳から2歳までは、まだ判断能力がそこまで発達していない(高次機能を司る前頭葉が発達していない)為に、思考としてはより原始的な生物、例えばトカゲなどの爬虫類に近い(感情を司る古代脳―辺縁系で考える)ともされています。

この段階では、生命の危機や、食欲などの欲求に忠実で、基本的に自分自身のことのみを中心に考えます。

また、自分自身は当然守られるものとして、保護者の親と非保護者の自分の区別がついていません。その為、自分の感情や欲求のまま物事を判断するので、不都合なことがあると泣いたり、我儘を言って騒いだりして、自分の欲求を押し通そうとします。

 

この段階で必要なことは、「物事に対して、行って良いこと、悪いこと」を区別させることです。

この躾けの基準がその人物の道徳・価値観の基準になるため大変重要です。

 

規範となるべき親が感情で物事を判断すると、子供もそれに倣うため、

ヒステリーのように理不尽に「怒ってしまう」と、子供は自らの身や心を守るために、思考を停止して別人格を作り出したりします。

この習慣がつくと、①他者に敵意を向けられることに過敏になるため、常に人の顔色をうかがうようになります。自分の責任を問われるなど、自分を脅かすものに恐怖を感じやすく、過剰に攻撃的になったり

②今ある環境や現実が嫌になり、現実逃避するために空想や妄想の世界に入ります。特に近年、本や、ゲームなどに没入してしまい引きこもりやニートなどになる一因だと思われます。

 

もしこの記事を読んでいる方やその周囲の人で、立場が危うくなると、直ぐに言い訳等の保身をしたり、ある程度に地位についた人が自らを脅かすほど優秀な後進にひどく当たるのは、こういった環境により他者を気遣う能力が欠如している可能性があります。

 

 

 

◆社会生活―我慢すること、自分で考える事

前項の「良し悪し」はもっとも基本的な判断基準です。

これにより基礎ができ、3歳から10歳にかけて集団に触れることで、他者と自己を比較するようになり、社会性を学んでいきます。

 

その中で、子供の教育に必要なことに、「我慢をさせる」事があります。

ただただ自分の好きなことのみを行う子は、我儘だったり、好きなことばかりする子に育つ可能性があるため、状況に応じて自分の感情をコントロール出来るように我慢を覚えさせる事が必要となります。

 

しかし、ココで大切なのが常に我慢ばかりさせること⇒前述の自分で考える力を奪うことに繋がるということです。

厳しくするばかりだと、別人格の形成や自分の意見が通らないことに慣れすぎて常に諦め全力の出せない子になる可能性があります。

 

来院される患者さんで、最近子供がわがままばかり言って困っているという患者様の中には、実際に原遺障害にてダメージを持っているお子さんによる我儘以外にも、親御さんご自身が肉体や精神が疲労することで、余裕がなくなり、つい無意識に子供にキツく当たったりしてしまったことで、以後逆に親の感情の不安定さに不安を感じた子供が騒いだり駄々をこねるようになったりします。

こういった親御さんの身体を治療することで精神的に安定し、お子さんも安心して騒がなくなるケースが多々有ります。

 

・我慢を覚えさせなかった場合―甘えの強い場合

特に甘えが出た場合怖いのが、他者と自身の区別がついていない為、

子供のままの万能感を持ち続けて成長することにより、幾つかの弊害をもったまま肉体のみ成長する場合があります。

 

・共感性の欠如:

他人と自分は立場も能力も感情も違うと心の底では納得していません。

他者の気持ちがわからないことにより、他者を傷つけることに躊躇がありません。

その瞬間は理性ではなく、本能のみで衝動的に行動してしまいます。

自分が過去に親の虐待に耐えた記憶が強い場合は、他人も我慢してしかるべきと思う場合もあります。

また、金品を過剰に与え過ぎたり、全く与えずに不自由を子供が感じすぎた場合も、

子供が他人の玩具などを自分のものだと欲しがるように、物欲が上がります。

また、大変怖いことに窃盗に対する罪悪感が低下する場合もあります。その場合は、逆に自分のものが見当たらない時などは、直ぐに他者に盗まれたという発想になることが有ります。認知症になった方の中には、自分のものが人に盗られたとよく訴える方がいらっしゃいますが、それはこういったことに起因するのかもしれません。

 

・自分で考えること

「良し悪し」の段階ですでに行うべきことですが、

親の高圧的な態度などで、言ったことを何の考えもなく従う習慣がつくと刹那的な行き方をする可能性があります。

それを防ぐには、行動の基準が何故そうなのか、自分で考えさせることも大切です。

自分で考えることで、自分のしたいことや将来、最終的には行き方も自分の力で選び取ろうとする能力の基礎が育ちます。

 

現代の若者で夢がないと言われるのも、化学物質や食品の質の低下や運動不足等で肉体的に虚弱になっているだけでなく、こういった精神面での弱さも関係していると思います。

 

 

・最後に

私自身、院長からまだまだ本当の医療家としても、指導者、経営者を目指すものとしても大変甘いと日々叱咤されています。

今回文中で書いた大人になってから性格を変えることについて、改めてまず最初の「良し悪し」の判断含め自分の軸となることをしっかりと形作っていきたいと思っております。

 

 

 

担当:多治見 誠