【手技道コラムNo.6】~健康の条件「呼吸」その二~

【手技道コラムNo.6】~健康の条件「呼吸」その二~

2014.4.24

皆様こんにちは、手技道の多治見です。

第6回は前回の「健康の条件「呼吸」その一」に続き、
吸気及び呼吸自体についてお話させて頂きます。

 

呼吸は前回の説明のようにまず呼気(出すことから)にて肺を陰圧にし、
外気を取り込みます。

その外気は周囲の環境に大きく左右され、
環境には自然環境と人工環境があります。

 

人間が作りだしたものが、人工環境で経済や社会のことです。
逆に自然環境とは、空気、大地、植物などを指します。

そして、それら大地の恵みを受けているのが、呼吸です。

 

人類が宇宙進出を検討した場合、まず第一前提が空気の存在です。
その酸素や水素、濃度等を調査し、それを作り出すことが出来なければ、
人間はどのような環境でも生存していくことそのものが困難になります。

 

また、環境そのものが悪化すれば、体内に異物を取り込む確率が上がってしまいます。

現在西日本ではよく中国から飛来するPM2.5などが騒がれておりますが、

これは各種粒状物質(性質は様々で、硫酸塩や硝酸塩の様な塩類,
ディーゼル排煙中の黒色炭素,発癌性のある有機化合物など)が、
2.5μm以下(マイクロメートルはmmの1,000分の1)

と小さく体内に吸収されやすく健康への悪影響が大きいとされている災害です。

 

また東日本では、震災以降空気中への放射線汚染物質の懸念も続いております。

放射性被曝も基本は接触したり、体内に入れてしまうことが危険ですので、
呼吸においても同様です。

こちらも専門の研究機関では本来の発表と違い、本州の半分近くまで拡散している
という研究結果が出ており、今尚、日本が抱える重要な問題です。

どちらも人間が生み出した人工環境による問題です。

 

こういった問題の中で、現在、呼吸の仕方が問題となっています。

それは口呼吸の人が大変多い傾向にあります。発生学を学ぶとよくわかります。

通常、動物は鼻呼吸、人間は鼻と口両方で呼吸することが出来ます。

本来人間は鼻呼吸を行います。鼻、気道、食道が1歳位で分かれ、
呼吸弁や食道の作用によってそれぞれが別個の機能を果たします。

昔と比べ現在は育児の関係もあり、口呼吸が増えています。
育児については詳細が長くなるため、またの機会にお話致します。

 

鼻の中には鼻毛、鼻絨毛、鼻粘膜があり、外部から侵入してきた雑菌や有害物質などを
体内に取り込むことを防ぐ役割があります。
逆に口呼吸では、菌などの侵入を防げないまま、ダイレクトに外気を取り込み、喉まで届いてしまいます。

喉にはワルダイエルの扁桃輪があり、舌扁桃、口蓋扁桃、咽頭扁桃といって魚のエラに相当する部分です。
ここに細菌が多数溜まると、免疫力が弱り、カゼをひきやすくなったりします。

 

もう一つは横隔膜呼吸を心掛けることです。
腹式呼吸や胸式呼吸はよく耳にしますが、横隔膜を動かすことで、
門脈(内臓で吸収された栄養を肝臓に運ぶ重要な血管)の働きが良くなり、
免疫力が向上します。

 

今回はここまで。

 

 

 

 

 

担当:多治見 誠